治療方針
治療方針
- ① 患者さん1人ひとりの全身状態、併存疾患、生活環境などを考慮した、最適なシャント作製を行います。
- ② 可能な限り自己血管シャントで作製することを基本とします。
- ③ 穿刺で困らない長期使用可能なシャント作製を目指します。
- ④ シャント診察とカテーテル治療を適切に取り入れ長期開存を目指します。
- ⑤ 可能な限り痛みの無い治療を行います。
- ⑥ 治療の質を維持した迅速かつ低侵襲な治療を目指します。
- ⑦ 患者さんのみならず、紹介元の医療スタッフの方々にとってもストレスの無い対応を心がけます。
手術・カテーテル治療について
当院では、治療の質を堅持しつつ
低侵襲で患者さんに優しい治療を
目指しています。
検査や治療を身体への侵襲の少ないエコー装置のみで行うことを基本とし、放射線被ばくや造影剤の使用を極力減らしています。
エコー下でのシャント治療(PTA)は、低侵襲のみならず狭窄病変の詳細な情報取得やシャント機能を評価することができるため、より質の高い治療を行える可能性があります。
また、当院では可能な限り痛みの少ない治療を提供するように心がけております。 シャントPTAの際には、エコーガイド下に麻酔薬を治療血管の上下左右ぎりぎり近くに注入することで痛みを減らし、また内側・外側前腕皮神経、橈骨神経浅枝、筋皮神経などに対する末梢神経ブロックも積極的に取り入れ、痛みの少ない治療を目指しております。
国府駅、豊川駅からお越しの方へ
国府駅、豊川駅からお越しの方は
タクシーをご利用いただけます。
領収書をお持ちください。
※アクセス関連の手術・治療を行う方が対象です。
詳しくは当院までお問い合わせください。
【受付】9:00-12:00/
13:00-17:00
お気軽にお問い合わせください。
当院では様々なアクセス関連の
手術・カテーテル治療が可能です。
※患者さんの全身状態によって総合病院等へ紹介させていただく場合がございます。
シャント作製手術・再建手術
シャント作製手術は、主に手首に近い動脈と静脈を繋ぎ合わせて行います。しかし、長く使用しているうちに様々な原因で劣化し、使用できなくなった場合は、シャント再建手術が必要なことがあります。
シャントカテーテル治療
(シャントPTA)
様々な理由でシャント血管が狭窄もしくは閉塞してしまった場合に、シャント血管内にカテーテルを挿入して、狭くなっている箇所を内側からバルーンの圧力で拡げたり血栓吸引を行います。
シャント感染
自己血管シャントの場合は、抗生剤の投与を行い、保存的に治療可能な場合がありますが、人工血管シャントの場合は、人工血管摘出などの手術が必要になることがあります。
シャント関連合併症手術
シャントには、瘤化、手指の血行障害、ラージシャントなど、様々な合併症の恐れがあります。病態によっては手術で治療を行います。
動脈表在化
長期留置型カテーテル手術
シャントが作れない場合に、動脈表在化や長期留置型カテーテル手術を行います。通常、動脈は深い場所に存在するため、日常的に穿刺することは困難です。そこで、動脈を皮膚に近い場所に持ち上げて、穿刺しやすくする手術が動脈表在化です。
長期留置型カテーテル手術では、通常、内頸静脈から長期間使用可能な透析用カテーテルを挿入します。